ハチ蜜の森キャンドル|安藤竜二
秋の空を覆う赤トンボがいない。イナゴもいない。朝のスズメのさえずりもなくなった。ミツバチも元気がない。だから病気やダニにやられる。どうやら脳を冒して虫を殺すネオニコチノイド系農薬の影響は大きい。養蜂家はそれをビタミンやミネラルなどの栄養補助飼料や、病気を予防しダニを落とす薬で回復させる。
ミツバチは人間の縮図だ。生きられても元気がない。それでも人のために農産物の交配をし、健康を支えるハチミツを集め、軟膏や化粧、癒しのための蜜蝋も作る。新しさと便利さを目指した経済成長期。使い捨てと食べ残し。自然と暮らす知恵や技、心を捨てた。なおも続くその幸せの価値観は、環境を破壊し汚染し地球規模の天災を引き起こしている。残留農薬や食品添加物、工場などの汚染物質は人の身体を冒し続け、食物アレルギーや脳疾患が激増している。空気を吸えない、食べ物を食べられない。人を森に還したい。
2015.11.05:[リーダーズ]
一人でも多くの人を森に還したい。
設立:1988年
所在地:西村山郡朝日町
営業品目:キャンドル・ハチ蜜の森体験教室
http://www.mitsurou.com
ハチ蜜の森キャンドル
代表 安藤竜二